2020全日本モトクロス選手権第6戦(決勝)
やや曇りがちでしたが天候にめぐまれた最終戦でした。
MXEEの決勝ヒート画像FLICKRへのリンク以下から
IA2H1| IA1H1| IA2H2| IA1H2
スナップショット
ほこりがほとんど立たなかったオフビ。

今回も入念な散水で可能な限りほこりの立ちにくいコンディションを保ってくれました。
第5戦、第6戦は1週間のインターバル。短くて長いシーズンの締めくくり。タイトルへの足場を固めた 各クラスのランキングトップの牙城を、他のどの選手が崩していくのか。に注目しました。
IA2クラス
IA2クラスはランキングトップの横山選手に迫り今大会でトップでフィニッシュする選手が出るのかに注目しました。
横山遥希選手(1位/1位)
シーズンを通して際立つ速さと粘り強さをみせました

ヒート1、スタートで大きく出遅れた横山遥希選手。トップに立っていた内田選手まで追いつきトップでゴール。ヒート1でシリーズタイトルを決めました。
大城魁之輔選手(2位/3位)
ヒート1、2番手に上がったものの一時はペースが落ちたように見えました。終盤、横山選手に抜かれて3番手に下がった後、内田選手を抜いて2番手でゴールしました。
内田篤基選手(3位/2位)
復帰後も好調だった内田選手。ヒート1は序盤からトップを走行しましたが終盤に追いついてきた横山選手の先行を許すと大城選手にも逆転され3位でゴール、終盤を守りきれませんでした。ヒート2は2番手スタートでトップの横山選手を追いきれず2位でフィニッシュ。ランキングを4位で終えています。
今シーズンのIA2クラスは横山選手が抜きん出たシーズンでした。IA2クラスはチャンピオン争いに絡んできてもおかしくない選手も多くいますよね。そして突然覚醒する選手も多い一方で、前のシーズンで好結果を残したものの結果につなげられず、苦戦した選手は自信を失うこともあるかもしれません。どこかでだれかが言った言葉をお借りしていうと「自信を取り戻すには何度も基本を繰り返して、あたりまえのことをあたりまえにできるようになる」ことなんだそうです。来シーズン、誰が勝ってもおかしくないレース展開を楽しみにしています。
20r06_ia2_pIA1クラス
IA1クラスはランキングトップで最終戦を迎えた山本鯨選手がヒート1どのようなレースをするのか。そしてランキング2位の富田俊樹選手がどこまで攻めていくのかに注目しました。
ヒート1は星野優位選手が優勝

序盤からトップ争いをして、中盤の混戦から抜け出した星野選手が優勝。
ヒート2は終盤の接戦で小方選手を振り切って山本選手が優勝。

山本選手はホールショットからトップを走行。レース中盤に徐々に追いついてきた小方選手と終盤に入って接戦となりました。小方選手はあと一歩のところで山本選手を詰めきれず、このヒートはトップを守ったまま山本選手が勝ちました。
20r06_ia1_pレースレポートリンク
MFJ
http://www.mfj.or.jp/user/contents/race_result2020/motocross/phot_report/jmx_20r6.html
選手の方々、選手を支えたスポンサーさま、チームや家族のみなさま、大会を開催してくださった関係者の方々。
COVID-19の影響で行動が制限され、シーズンの開幕がいつになるのかもわからない時期はレースだけでなく日常生活でも不安な時期を過ごされてる方もいらっしゃると思います。
今シーズンはレース自体が開催するのは難しいかもしれない状況下でした。様子をみながら練習をして、状況をみながら準備を進めてきたりと走るために走ること以外のことに注意する必要があり、これまでのシーズンとは違った疲れもあったはずです。
全6大会がすべて開催されなかったことは残念ですが、4大会を開催してくださったことは選手にとっても、彼らを撮って配信するものにとっても有意義だったと感じています。
そのことに感謝いたします、ありがとうございます。そして関係されたすべてのみなさまおつかれさまでした。
少しでも早くこのことが解決に向かい、新しいシーズンを迎えられることを切に願います。
