2020全日本モトクロス選手権第5戦(決勝)
二日間、陽差しも強く気温も高い日となりました。
MXEEの決勝ヒート画像FLICKRへのリンク以下から
IA2H1| IA1H1| IA1H2| IA2H2|IA1H3
スナップショット
やや傾いた強めの陽差しで視界が大きく変化するコンディション
第3戦から第5戦までも1ヶ月以上の期間が空きました。実質シーズン三戦目の第5戦、2大会をSUGOで戦った全日本選手権の舞台はHSRに移ります、SUGOよりもHSRが得意な選手もいるはず。IA1、IA2ともにランキングトップは徐々に差を広げつつあるなかで追う選手たちはドライコンディションのHSRをどのように戦うのかに注目しました。
コース整備をリードしたのはSUGOに続いてプロダクションMXの長田さん。事入念な散水で可能な限り埃の立ちにくいコンディションを保ってくれました。
IA2クラス
IA2クラスはランキングトップの横山選手に迫り今大会でトップでフィニッシュする選手が出るのかに注目しました。
横山遥希選手
今大会も両ヒートをトップで終えました

各ヒートでスタートを決めた横山遥希選手。ヒート1は大城選手、ヒート2は内田選手からの追走を交わしてトップでゴール。ランキング2位の大城選手とのポイント差を31ポイントとしました。
大城魁之輔選手(2位/3位)
勝ちは逃しましたが、今大会では両ヒートで表彰台に立ちリザルトをまとめています。最終戦では、どこまで横山選手を追い詰められるかが楽しみです。
内田篤基選手(4位/2位)
第3戦を怪我で欠場し今大会に復帰した内田選手。ヒート1序盤の後退からの追い上げての4位、ヒート2序盤の走りを見ると充分な回復、復帰の準備もしっかり行えたようです。ランキングは6位に。
大倉由揮選手(3位/4位)
大倉選手は各ヒートでスタートでの出遅れに苦しむこととなります。ヒートの中盤までに順位を回復していくライディングはスタートの出遅れを悔やまざるえません。
IAクラスルーキーの中島漱也選手が5位/12位
中島選手は予選もふくめて序盤に上位のポジションで走行する場面がよく見られます。今大会はヒート1を5位で終えました。今後のヒートでどのようなレースをするのかに注目の選手ですね。
ルーキーゼッケンの選手が上位を走行すると今後の期待感が高まりますね。
IA2IA1クラス
今シーズン2度目のトリプルクラウン。富田選手のシーズン初優勝。
IA1クラスはR3を終えてランキングトップの山本鯨選手に続く渡辺祐介選手、富田俊樹選手、能塚智寛選手がどこまでポイントを詰めていくのかを注目しました。
富田俊樹選手がヒート1でシーズン初優勝

1ラップ目にトップに立ち、山本選手の追走をかわしてトップでフィニッシュ。
ヒート2は山本選手が序盤から大きく差をつける。

ヒート2のスタート直後






山本選手は序盤にうまく差を広げてトップでゴール。ヒート1勝者の富田選手は序盤遅れたものの4位に。2位でゴールした古賀太基選手はレース後の車検で失格になりました。
ヒート3は能塚選手がトップに立つ場面も。

能塚選手が途中トップを走行しましたが、転倒して順位を下げます。その後ろにいたヤマハの2台がバトルをしながら、山本選手に迫っていきますが詰めきれられないまま終盤を迎えます。富田選手と渡辺選手の2番手争いも最終ラップ後半まで続く激しいバトルとなりました。
IA1いよいよ次戦は最終戦
タイトルのゆくえに注目です。
レースレポートリンク
MFJ
http://www.mfj.or.jp/user/contents/race_result2020/motocross/phot_report/jmx_20r5.html