2020全日本モトクロス選手権第1戦(決勝)
とにかくめちゃくちゃ暑かった前日とくらべると
決勝日はくもり空から始まって、
やや気温も落ち着き
どんよりとした空の下
決勝ヒートが行われました
MXEEの決勝ヒート画像FLICKRへのリンク以下から
IA2H1| IA1H1| IA2H2| IA1H2|
スナップショット
ディフェンディングチャンピオンは手堅くランキングトップに
2019シーズンIA2/IA1のそれぞれのチャンピオンは
長いスパンからうまくシーズンインができたようです
IA2クラス
IA2クラスは今シーズンも入れ替わりの激しいレースが期待できそうです
今シーズンSRMに移籍した内田篤基選手がヒート1で初優勝(1/7)。
昨シーズンまでの環境から、よりレースに集中できる環境となったことが成果に繋がったのでしょう。
怪我からの復帰に時間を要して昨シーズンは悔しい思いをした小川孝平選手は2/8のリザルト。
昨シーズンランキング2位の大倉由揮選手は、ヒート1転倒した際に後続車がマシンに接触してしまいマシントラブルでリタイアとなりました、ヒート2は2位で終えています。
タイトルホルダーの横山遥希選手はヒート1序盤、転倒で順位を下げて追い上げのレースとなりました。順位を下げても必ず上がってくる印象の横山選手、ヒート1は5位で終えます。ヒート2はスタートからトップに立ち、スポット参戦の勝谷武史選手に後方からプレッシャーをかけられつつもトップでゴールしランキングトップで第1戦を終えました。
スポット参戦となった勝谷選手はストックバイクでのレース。ヒート1で6位、ヒート2はマシントラブルでリタイア。ストックバイクであることと年齢を考えるとまだまだ強さが際立つ勝谷選手でした。
IA1クラス
IA1クラス両ヒートを山本選手が制しました
昨シーズンタイトルを獲得した山本鯨選手は両ヒートをトップで終えます。
対する成田 亮選手は序盤で上位を走行したものの終盤に順位を下げて7/6のリザルト。成田選手にとっては苦々しいシーズンの始まりとなりました。
海外選手権からの帰国参戦組
ヤマハファクトリーの渡辺祐介選手と富田俊樹選手。
チームハマーの能塚智寛選手。
この3人を昨シーズンの成績だけで振り返ると山本・成田に割って入るのは富田選手になるだろうと想像していました。
富田選手はマシンをヤマハに乗り換えて最初のレースを6/4というリザルトで終えました。今回のヒートを観て以前聞いた「アメリカと日本でのレースの仕方、マシンも踏まえて違いがあることを感じました」という言葉を思い出します。
ヒート1の能塚選手、ヒート2の渡辺選手の走りは過去のデータや予想は何の意味もないということを教えてくれました。
2020r1IA1満を持しての開幕で様々なことが噛み合った選手にとっては、
この上ない結果で終えられたことでしょう。
だからといって充分な結果を残せなかった選手たちに実力がなかったとか準備してなかった訳ではなく、
準備の過程で見誤りをしてしまった、
ないしは何かを見落としてしまったのでしょう。
たまたま調子が悪かったという類のものでなく、
準備期間の長さが選手のレース勘を鈍らせたのでは、
とも考えられます。
開幕戦を終えて悔しさとともに自身がここまで準備してきたことに疑問を持ったり、問題点を特定するでしょう。
ヒート数の少ない今シーズン、
早くも後がない状況を迎えている選手も中には、いるでしょう。
ここからの1ヶ月、
勝ちを逃した選手たちはすでに課題と向き合い強いモチベーションで準備を進めているはずです。
第3戦が楽しみです。
暑さを言い訳にしてしまいますが、少し撮れ高が少なかったように感じてます。
レースレポートリンク
MFJ
http://www.mfj.or.jp/user/contents/race_result2020/motocross/phot_report/jmx_20r1.html